みるく
みるく。
おととい2018年6月21日目覚めることのない眠りについてしまいました。
みるくは、近所に住んでいる奥さんの実家に暮らしていました。
実家にいくと、いつもしっぽを振って私を迎えてくれる、愛らしい彼でした。
私が最後に別れたのは、亡くなる前の2日前でしょうか。
思えば、そのとき私が帰るとき、いつもなら見送りすることはなかった彼ですが、この日は、扉が開いたリビングのドアの前にちょこんと座ってジーっと私を見つめるのでした。私は2mほど離れた玄関ドアにいて、おしっこに行きたいのかと思い「みるく、おしっこ?」と問いかけても「おいで!」と言っても動くことなく、ただその場を動かずに私を見つめるのでした。
私もしばらく見ていましたが「じゃあ、バイバイ、またね」って。それが最後でした。
今思えば、彼は最後のお別れをしたかったのかなと。
今でも、そのとき、ちょこんと座ってジーっと見つめる彼の姿が鮮明に思い出されます。思い出すたびに悲しくなります。
もう年寄りだったので、病気を患い、薬を飲まないと生きていけない体でした。辛そうにしているときもありました。
お別れになってしまいましたが、もう病気で苦しい思いをしなくて済むのはせめてもの良かったことではないかと思います。
バイバイ、みるく。
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